

コロナ禍でより一層の業務効率化が求められる昨今。「DXの潮流をスピーディーに掴みたいが、既存ビジネスの要件にもしっかり対応したい」と悩まれている経営者・業務システム担当者さまも少なくないのではないでしょうか。
企業が抱えるシステム導入の課題
企業法人の抱える上記課題を大きく分けると以下の2つになります。
- システムは既存の業務フローに合わせい
- 非効率な業務をシステム導入で解消したいが失敗しないか不安
システム導入方法(スクラッチ・パッケージ)それぞれのメリット・デメリット
一般的な業務システムの導入方法として、システムを新規開発する「スクラッチ」と既成の業務システムである「パッケージ」があります。それぞれメリットとデメリットがあり、以下のように分類できます。
スクラッチのシステム導入の場合
メリット:既存系に合わせるので業務フローへの影響が小さい
デメリット:開発期間が長く高コストになる
パッケージのシステム導入の場合
メリット:短納期、低コスト
デメリット:業務フローを部分的に変更する場合がある。特殊な機能要件がある場合の拡張性にかける、または著しく高コストになる
スクラッチとパッケージそれぞれメリットとデメリットがありますが「実際に導入してみたものの現場のニーズとシステムが合わず失敗に終わった」という話はよく聞かれます。スクラッチの場合は完成後のイメージが付きづらく、パッケージの場合は導入後の修正が難しい側面があります。
前者の場合は段階的に検収確認を行う、後者の場合は現場を交えてデモを事前にしっかり受けるなどで、導入失敗リスクを減らすことが可能ですので、しっかりおさえておきましょう。
連携というシステム導入方法も
第3の選択肢として「連携」というシステム導入方法もあります。
前提条件が限定的ではありますが、メジャーなビジネスアプリケーションであれば、他社システムと公式連携をしているケースが多く、その場合特に大きな開発は必要なく、スムーズな導入が可能です。
まとめ
スクラッチ、パッケージ、連携と、システム導入は様々な方法論があります。それらのメリット・デメリットを理解した上で、自社の状況に適した方法を選択出来れば「こんなハズでは…」と後悔することのないシステム導入により近づけるかと思います。